MailChimpがステップメール機能を無料化!(無料で始めるBtoBマーケティングオートメーション入門 vol.5)

MailChimpがステップメール機能を無料化!(無料で始めるBtoBマーケティングオートメーション入門 vol.5)

【2020/5/16追記】

MailChimpのステップメール機能(2通目以降も自動でメールを送ること)は、標準プラン(1,750円/月)からの対応になりました。

無料プランでは1通だけ自動でメールを送ることはできますが、ステップメールはできません。

プランの詳細は公式サイトをご確認ください。

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2017年5月2日、メール配信システム「MailChimp」が、マーケティングオートメーション機能を全てのユーザーに無料で提供することを発表しました。

Mailchimp

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この「MailChimp」は、無料で始めるBtoBマーケティングオートメーション入門と称して、何度か当ブログでも紹介していますが、非常に使いやすいメール配信システムです。さらに、今回のステップメール機能が無料化されたより、メール配信システムの域を超えて高度なメールマーケティングツールになりました。

 

メール配信システム「MailChimp」とは

オンラインで使用できるメール配信システムの1つです。海外のシステムですが、世界的に有名で様々なサービスと連携ができます。

筆者自身も当ブログで無料のメール配信システムを利用したいと思い、いろいろと比較しましたが現在はMailChimpを採用しています。

MailChimp最大のメリットは、無料の適用範囲が広いこと

MailChimpの最大のメリットは、無料で使用できる範囲が広い点です。

  • 登録(配信先)メールアドレス:2,000件
  • 月間メール送信件数:12,000件

もちろん、上限を超えた場合は有料プランが用意されています。

 

MailChimp無料プランの主な機能

メール配信システムで使える一般的な機能はほぼほぼ実装されています。

しかも、冒頭に記載したとおり、従来は有料プランでしか提供していなかった「ステップメール機能」が無料化されました!

  • 詳細なメール配信設定(配信時間、配信先セグメントの指定など)
  • テンプレートやドラッグ&ドロップで簡単にHTMLメールを作成
  • 高度なステップメール(オートメーション)機能 → 【2020/05/16追記】ステップメール機能は標準プラン(有料)からの対応に仕様変更
  • HubSpotなど他社サービスとの連携
  • Facebook広告の作成
  • 配信先メールアドレスリストの作成・管理
  • 各種フォーム(メルマガ購読、配信停止、など)の設置
  • A/Bテスト
  • 各種分析レポート

簡単にHTMLメールが作成できて、日時指定でメール配信設定ができるメール配信システムはどこにでもあります。

MailChimpが秀逸なのは、上述のオレンジ色の部分。

例えば、「HubSpot Marketing Freeのポップアップメルマガ登録フォームでリードを獲得し、自動連携したMailChimpのリストにメールアドレスを自動登録し、ステップメール配信を行う」なんてことが、全て無料で実現できてしまいます。

さらに、MailChimpでFacebook広告キャンペーンを設定すると、ただリストに入っているユーザーだけがターゲットになるわけではなく、リストの情報とFacebookアカウント情報を基に「似ているユーザー」を特定しターゲットユーザーに含めることができます。つまり、幅広く最適なターゲットに広告を配信することが自動で実現できてしまいます。

この仕組み、Facebookで広告を出稿する際に、MailChimpのリストを一旦ダウンロードし、Facebookにアップロードすればできるのですが、はっきり言って手間です。

 

これが全て無料で実現できるなんて恐ろしい世の中です。。

 

無料化したMailChimpのステップメール機能の威力

MailChimpのステップメール機能は、メルマガ登録などのトリガーに沿って、予め設定しておいたスケジュールに沿って自動でメール配信する一般的なステップメール機能を備えています。さらに、今回のステップメール(オートメーション)機能の完全無償化により、ステップメールの配信条件をより細かく柔軟に設定できるようになりました。

■一般的な「ステップメール」の機能
資料請求直後:1通目のメールを送信
資料請求の3日後  :2通目のメールを送信
資料請求の7日後  :3通目のメールを送信
■MailChimpの「オートメーション」の例:
資料請求直後:1通目のメールを送信
(前回のメールを未開封の人のみ)2日後:Aのメールを送信
(前回のメールを開封した人のみ)2日後:Bのメールを送信
(前回のメール本文のあるリンクをクリックした人にのみ)7日後:Cのメールを送信

 

いま流行りのマーケティングオートメーションで言うところの、リードナーチャリング(見込み顧客の育成)が無料でできてしまうのです。

 

 

MailChimpのオートメーション(ステップメール)で実現できる主なトリガー

・商品リターゲティングメール

お客様がサイトで閲覧した商品を購入するように促します。

・誕生日メール

毎年送信するように設定できます。

・新規でメルマガ登録した人へのスケジュールに沿ったステップメール

※ステップメールの細かな配信条件設定の例

前回メールを「開いた人/開いていない人」のみ、「特定URLをクリックした人」のみ配信。

過去3回のメルマガを「一度も開いていない人」のみ配信。

・ECサイトとの連携(対応ECサイトは要確認)も可能

カートに商品が残ったまま離脱した人へのメール配信や注文完了通知などの配信。

 

トリガーについては、下記ページで詳細を紹介しています。

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MailChimpのステップメールで実現可能なトリガーまとめ

 

 

まとめ

マーケティングオートメーションがモヤッとしている方、スタートアップ、SOHOや個人ブログを運営している方は「MailChimp」の導入をお勧めします。唯一の難点は日本語化されていない点ですが、英語ができない私でも直観的に設定できるので大丈夫だと思います(笑)

無料でこんなに簡単に、こんなに高度なステップメールを運用できるシステムはありません。

MailChimpのステップメール機能はこちらでまとめています。

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MailChimpのステップメールで実現可能なトリガーまとめ
ご参考までに。

 

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以上、「MailChimpがステップメール機能を無料化!(無料で始めるBtoBマーケティングオートメーション入門 vol.5)」を紹介しました。

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