Google AdWordsの設定で、「コールアウト表示オプション」なるものがあります。
この設定自体は、2014年秋頃に公開された機能ですが、知らない方もまだまだいます。
設定してデメリットはないのでぜひお試しください。
コールアウト表示オプションとは?
コールアウト表示オプションとは、Google 検索広告に追加のコールアウト(キャッチフレーズ)を表示することで、商品やサービスの魅力を詳しく伝えることができるGoogle AdWordsの機能のこと。
<従来>
・広告のタイトルと説明文のみで、商品やサービスの魅力をアピール。文字数に制限があり、伝えることが限られていた。
<コールアウト表示オプション設定後>
・タイトルや説明文だけでは伝えきれなかった商品やサービスの魅力をアピールできる。
・検索結果画面に1行追加されることで、広告の占有面積が広がる。
詳細は、Google公式ブログをご確認いただくとわかりやすいです。
https://support.google.com/adwords/answer/6079510
コールアウト表示オプションの設定ルール
コールアウト表示オプションの設定には、いくつかのルールがあります。(2016年9月現在)
■表示の仕組み
アカウント、キャンペーン、広告グループの単位別に最低 2 つ以上、4 つまでのコールアウトを作成可能。広告にコールアウトが表示されるか、いくつのコールアウトが表示されるかは、そのコールアウトの順序、長さ、成果によって決まる。
■文字数
テキストで使える文字数は「半角で25文字、全角なら12文字以内」。
■記号
目立たせるためだけの記号の使用や、不自然な使い方は使用不可。
また感嘆符(!)や絵文字も不可。
■訴求内容の重複
広告文と同じ内容をコールアウト内でも記載していたり、また、コールアウト内で同じ訴求内容が重複して入っていたりする場合は、不承認となる。
例:「全国どこでも送料無料」と「どこでも全国送料無料」など。
BtoBにおけるコールアウト表示オプションの設定例
BtoB メーカーサイト
導入実績やユーザー数、サポートに関するコールアウトが目立ちます。
BtoB ECサイト
品揃えや送料無料、値段アピールといった内容が多い印象です。
BtoBのコールアウト表示オプションの訴求ポイント5選
コールアウトの訴求ポイントを作成する上で抑えておきたいポイントは、
・ 短く箇条書き・・・検索結果に表示されるコールアウトの数に影響するため。短く端的に。
・ 実績・・・導入実績やユーザー数などを数値で具体的に。
・ USP・・・競合他社と比較した訴求ポイントを。
・ サポート・・・安心、簡単といったサポート面のPRを。
・ 補足・・・広告文やサイトリンクの内容を補足。
BtoBにおけるコールアウト表示オプションまとめ
コールアウト表示オプションを使用していないBtob企業も多々存在します。この設定はデメリットが見当たらないため、設定することをお薦めします。
また、コールアウトに設定する内容は、同業界・同業種のものだけを参考にするのではなく、異業界・異業種のものも参考になるものが多くあります。他社がどのようなコールアウトを設定しているかを参考にし、自社(広告主)のコールアウトの改善へと繋げていくと良いです。
以上、「【リスティング広告】BtoB企業のコールアウト表示オプション活用事例」を紹介しました。