WEBマーケティングに興味がない人を振り向かせることって大変ですよね。
社内でWEBマーケティングを推し進めたいけど上層部に理解されず予算が取れないことはありがちだと思います。
そこで今回はWEBマーケティングに興味が無いカノジョを本気で口説いて虜にした実際の出来事を紹介しながら、興味がない人を振り向かせるには何が大切か考えてみましょう。
前提条件
登場人物:音楽家(女性・愛称カノジョ)、職業ウェブ解析士(男性)
二人の関係:友達同士
カノジョの課題:自宅レッスン生をもう少し増やしたい
ホームページで集客してみたら?
(・・・増やしたいならもっと考えようよ。。)
と思いつつも提案をしてみることに。
結果、カノジョはホームページに全然興味わかずじまい。。
転機はオフィシャルサイト
何か集客方法はあるだろうと思いつつも、カノジョ自体は課題は持ちつつも特に行動に移している様子がない。。
そして、カノジョはホームページに興味がない。
でも、職業ウェブ解析士はウェブ解析が得意だから強引にでもウェブでカノジョの課題を解決してみたい。
この互いに合致しない状況を打破したく、半ば強引なカケに出ることに…
(お!もしかしたらイケるかも!)
(あ、想定以上に乗ってきた!)
WordPressでレイアウト案を2,3個見せて、
結果、カノジョの希望が叶ったようでけっこう気に入ってもらえた。
ホームページに「レッスン案内」ページを作る
企業で言うと商品紹介ページのようなもの。
音楽教室のモットーや価格や場所など。このページがないと始まらない。
カノジョに考えてもらった内容をウェブに落としこむ。
そして、なんとなく”それっぽい”雰囲気のレッスン案内ページが完成。
すると、オフィシャルサイトができ、レッスン案内ページまでできてご満悦のカノジョは・・・
まさかの逆提案!!
完全に流れがキターーー
公開から2週間…耐え忍ぶとき。問い合わせはいっこうにない
(公開しただけでそんな簡単に来るわけないじゃん!)
と思いつつ、一緒にパソコンの画面を見てターゲットキーワードでGoogle検索してみることに。
そして、検索結果の1,2ページは見事に競合ばかりの現実を知る。
(相変わらず軽い返事だな~)
(それそれ~!それに気づいてもらいたかったんだよね)
(だよね~。みんな何かしら行動してるよね)
結果、競合分析をして手を打つことで、ようやく合意できた。
そして、職業ウェブ解析士はカノジョに内緒で基本的なSEO対策を施す。
さらにカノジョの友達の先生に教えてもらった音楽関係のリンク集に登録する。
調べて見るとリンク集は他にもあったので、すかさず登録を増やす。
ただ、さすがにカノジョはSEOのことは知らないから説明はしないことに。
専門用語を使ったら私の範疇じゃないとどんどん気持ちが離れてしまうからね。
カノジョはカノジョで、近くの楽器屋さんにチラシを置いてもらうことに成功!
しかも、楽器屋さんのホームページからリンクを張ってもらうところまで話をつけてきてくれて。
なんて素晴らしい行動力なんだ!!
公開から1ヶ月、アクセス数が気になり出す
カノジョは、自分が登録したリンク集のサイトでアクセス数が見れることに気付き、数日に1度の割合で今日は何人見てくれたとの報告やちょっと増えたとの報告が入るように。
そしてなんと、時を同じくしてお休みしていたカノジョ自身のブログも少しずつ復活。
(よしよし良い流れだ)
公開から2ヶ月、問い合わせは突然に。初の問い合わせがやってくる
それは突然の出来事。
平日の昼間にいきなりLINEに連絡が。。
その日の夜は、GoogleAnalyticsの画面を見せながら、問い合わせ来た人がどうやって訪れたのかを一緒に見つつ分析。
いろいろとわかることがおもしろかったらしく、体験で来てくれた人に「どうやって知ったのか」をヒアリングしようってノリノリに。
(そうそう、ユーザーヒアリングって超重要なんだよ)
ホームページ公開後、約1年が経過して…
嬉しいことに、2ヶ月に1回ペースで体験レッスンの問い合わせも来るようになり、おかげさまで生徒さんも着実に増えました。生徒さんの中には、楽器屋さんのチラシを見てホームページを検索して申し込んだ方もいたりして。
今ではWEBマーケティングに興味がなかったカノジョが、自分の活動をブログやホームページで積極的に発信するようになりました。集客方法もいろいろと考えたり、動画も公開したり、積極的になり過ぎてボクはホームページの更新が大変です(苦笑)
【まとめ】WEBマーケティングに興味が無いカノジョを口説いて虜にするには
カノジョは、最初は無関心だったWEBマーケティング。
でも、カノジョ自身のかわいいオフィシャルサイトを持ってみたいという興味(潜在ニーズ)を引き出し、具体的なデザインイメージで提案したらこちらに振り向いてくれることに。
また、一緒にアクセス解析結果を見てこんなことがわかるということを体感すると、その後はカノジョ自身が自発的に数字を気にしだし、逆提案をしたりと積極的に行動してくれるように。
実際の成果(コンバージョン)から分析して改善に繋げる。
体験レッスン生の音楽教室の探し方、悩みや疑問を参考にコンテンツを作ってホームページに公開する。
まさに、ウェブ解析士がやっていることをカノジョはPDCAを回しながら日々改善に取り組んでいます。
あ、もちろんコンバージョンもSEOもコンテンツマーケティングって言葉も知らないけどね。
そんなこんなで、相手の興味に合わせて伝えれば、相手の考え方と行動が変わることを学んだ良い出来事でした。
以上、「WEBマーケティングの浸透は大変?!興味がないカノジョを口説いて虜にするまで」の記事を紹介しました。