「20代野球好きの生活界隈」というブログを運営している”なおしー”さんの記事を拝見しました。非常に興味深いデータでしたが、月間20万PV以上のブログとのことだったので、桁が1つ違う自分のサイトだとどのような結果になるのか興味があり分析してみました。
参考にさせていただいた記事は下記です。
こんにちは、ブログ修行中のなおしー(@naoc2520) です。今日は久しぶりにブログ運営に関する記事を書きたいと思いま…
Googleサーチコンソールの分析対象データ
- 分析対象…本サイト
- 期間…2017/1/17から4/16までの90日間
- 総表示回数…26万件
- 分析した検索クエリ数…1,000個
- スマホからのアクセス比率…60%(Googleアナリティクスより)
なおしーさんの分析対象データと大きく違う点は、表示回数が約10分の1(しかない)26万件であること。また、スマホからのアクセス比率はなおしーさん80%に対し、本サイトは60%と低めであることです。
クリック率と掲載順位の関係(26万件の場合)
本サイトのデータで、掲載順位とクリック率にどれくらいの比例関係があるのか分析しました。
※横軸…掲載順位を10段階に階層分け(1位、1.1~2位・・・、9.1~10位)しクリック率の推移を見ています。
※縦軸…各階層ごとにクリック数と掲載順位を合計し、階層ごとのクリック率を算出しました。
26万件データのグラフ
当然ですが、26万件データでも掲載順位が高いとクリック率も高くなる傾向があることがわかります。「3.1~4位」と「4.1~5位」のクリック率が逆転していますが、これは「3.1~4位」階層のデータの母数が少ないため参考値として捉えた方が良いです。また、残念ながら本サイトでは1位のコンテンツがないため、データはありません。。
では、なおしーさんの100万件データと合わせてみます。
100万件データと26万件データの比較
「1.1~2位」の階層に大きな開きが出ました。1位の差がわからないのが悲しい・・・。推測ですが、スマホからのアクセス比率が20%違うことが影響しているのかもしれませんし、データの母数の問題かもしれません。
まとめ
今回、なおしーさんのブログ記事を参考に、26万件程度のデータでクリック率と掲載順位の関係をみると、どのような差が出るのか分析してみました。
その結果、100万件データでも26万件データでも、データ数に限らずクリック率と掲載順位の関係は同じような傾向になりそうだという仮説を立てることができました。結局、母数が少ないので言い切れないのですが(苦笑)
分析中に少し気になったのは、スマホとPCでデバイスを分けて分析するとどうなるかということです。
それにしても、このような気付きを提供いただいた”なおしー”さんに改めて感謝いたします。
【追記】
この記事の続きをnoteで書きました。海外サイトのデータを含めて、より詳細に分析しました。
こんにちは、桂川@BtoBマーケター&上級ウェブ解析士です。 いまは社員5千人の1部上場企業である事業に関わるBtoB…
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