BtoBのニッチ商品でトップを狙うため、少ない予算で費用対効果の高いWebマーケティング戦略を実施するためには何をすればよいでしょうか。
ニッチ商品のWebマーケティング戦略について数回にわけて記載します。
今回は、ニッチ商品のWeb戦略はどのターゲット層を狙うべきかについて記載します。
本題に入る前に、まずはニッチ市場の一般的な特性をおさらいします。
ニッチ市場の一般的な特性
- 限られた市場規模である
- 競合が少ない
- (ブランド力のある)大企業が存在しない
- (ユーザーにとって)Web上に情報が少なく、情報を集め難い
これらの特性は、BtoBのニッチ商品のWeb戦略において非常に有利に働きます。
例えば、競合が少ないということはWeb戦略を集中できます。また、Panasonicやキーエンスなどブランド力のある大企業が存在しなければ、少ないマーケティング予算でもトップを狙える確率は高くなります。
Webユーザーの一般的な購買関心度の図解
下記は、リスティング広告の設計をする際によく使われるフレームワークです。
ニッチ商品の場合、往々にして潜在層へのアプローチに手こずっていないでしょうか。
ニッチ商品のWeb戦略は顕在層の1本釣り
結論から言うと、限られた予算でニッチ商品をトップにするためにはリスティング広告と自然検索対策を相互に活用することが今のところは一番だと思います。
さらに言うと、ターゲット層は「顕在層にささるキーワード」のみを狙うだけで十分だと考えています。(もちろん予算があったり市場自体を拡大したい場合はターゲット層の拡大を図ることを検討すべきです)
なぜなら、広告などで潜在層や無関心層へ仕掛けても商品がニッチ過ぎるため、認知されにくい(心にささらない)からです。
だから、少ない予算と限られた時間の中でまだWeb戦略を進めていないのであれば、まずはターゲットを絞ってでも「始める」ことが重要だと思います。
Web戦略はまずは実行に移し、走りながら分析することで、次の施策が見えてきます。
第2回では、実践編として実際にWeb戦略に使うメッセージ(キーワード)の作り方のポイントを紹介します。
